これまで実際に販売した高額本を紹介します。第2回めです。当店の高額本に対する考え方を紹介します。神田神保町を歩いて古本屋めぐりをしていると、昔の文学作家の初版本など50万~100万超えの本を目にすることがあります。このクラスの価格になると、もはや古本というより骨董品と言えるのではないでしょうか。価格もあってないようなもので流通量もかなり少なくその売値ははたして正しいのかと考えてしまいます。当店では、このような本は扱いません。本を売る方も、買う方もお互いにハッピーになれるような価格で買取した本を扱いたいと思っています。このコーナーで紹介する高額本は、その中から実際に販売した本を紹介するものです。
ユダヤ人と経済生活
1994年に荒地出版社から出版されました。絶版です。訳者が異なりますが、講談社学術文庫から文庫版が出ています。高額にもかかわらず、こちらをお求めになる方が多くいらっしゃいます。この本は、ユダヤ人と言えば経済に長けているイメージがありますが、ユダヤ人の歴史、生活からユダヤ人の真の知識を得ることができる本です。残念ながら写真を撮るのを忘れてしまい、画像なしとなります。15,000円ほどで販売しました。
測度と積分
2008年に培風館から出版されました。現在、絶版状態ですが、再版される可能性はあると思います。積分、速度論の入門から応用までわかりやすい解説で有名な良書です。15,000円ほどで販売しました。
平田弘史劇画創世期傑作選
1998年にサリュートから出版されました。定価27,000円です。日の丸文庫の復刻版で、現在は絶版です。全5巻のコミックセットになります。小さな平田弘史氏のサイン色紙が付いています。18,000円程で販売しました。現在は相場が少し下がっているようです。参考までにAmazonの商品カタログの画像は当店が登録したものです。